ソース展開の忘れ物

mingw-w64

必要なソース展開を書いたわけですが。
なんと、肝心かなめのmingw-w64を忘れていたという…

プロジェクトサイトsourceforgeを見ればわかりますが、mingw-w64はまだBetaです。
v1.0がstableリリースされてますが、頻繁に更新されています。

ビルド要件(http://sourceforge.net/apps/trac/mingw-w64/wiki/Versions%20of%20software%20required%20for%20building)のgccが2011-3-11にリリースされた4.6.0以上ってあたりからも、まだまだ開発途上なことが伺えます*1

なので、ソースリポジトリからSubversionで入手します。
svn-mingw64.sh を次の内容で作成。

#!/bin/sh
#mingw-w64 trunk
svn co https://mingw-w64.svn.sourceforge.net/svnroot/mingw-w64/trunk mingw-w64

で、落とします。

cd ${HOME}/gccbuild/src
./svn-mingw64.sh

サイズはたいしたことないです。


以下余談。

ソース減らし

当面使うのは、mingw-w64-crtとmingw-w64-headersだけ。
なので、svn-mingw64.shは次の感じでもOK。

#!/bin/sh
#mingw-w64 trunk
mkdir -p mingw-w64
svn co https://mingw-w64.svn.sourceforge.net/svnroot/mingw-w64/trunk/mingw-w64-crt mingw-w64/mingw-w64-crt
svn co https://mingw-w64.svn.sourceforge.net/svnroot/mingw-w64/trunk/mingw-w64-header mingw-w64/mingw-w64-headers

今回は一応、trunk全部です。自分は初めてだから、mingw-w64-toolsとか使うかもなんで。

ソースのtarball

http://sourceforge.net/projects/mingw-w64/files/Toolchain%20sources/Automated%20Builds/から落とせるソースアーカイブは80MBを超えています。
これ、前回展開したbinutilsとかgccgmpなんかのソースも入っているからです。

自分はsvn updateする気マンマンなので個別に取得してますが、簡単にソース一式入手するなら、こっちのほうが楽でしょう。

外部項目

svn実行中に、

外部項目を 'mingw-w64\mingw-w64-headers\ddk\include\ddk' に取得しています

なんて出ました。externalなのね。

*1:もっとも、mingw-w64の成果をgccに取り込んだのが4.6という見方もありますです。